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Channel: くるり –タネタン –あらゆる元ネタ・由来を集めるサイト –

くるり

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くるりは京都出身のロックバンド。
2枚目のアルバム『図鑑』はジム・オルークがプロデュースしている。
ヴォーカルの岸田繁は鉄道ファンとしても知られていて、
『赤い電車』は京浜急行電鉄の企業タイアップ曲として作成された。

everybody feels the same(通常盤)

くるりの由来・意味

くるりという一風変わったバンド名は友人が命名。
由来となったのは京都にある地下鉄駅「北大路駅」(北大路ビブレの地下にある)の案内板。
案内板が矢印がくるりと逆U字型になっていたそう。
振り返ることはいいことだ」という考えも込められているようだ。

立命館大学時代にバンドコンテストに出演するために結成。
このコンテストに出るために「くるり」と名付けた。
優勝して10万円を獲得したが打ち上げの飲み代に消えてしまったそう。

RIP SLYME(リップスライム)とのコラボ

2007年にヒップホップグループ・RIP SLYMEと「リップスライムとくるり」名義で「ラヴぃ」と「Juice」を発表。
「ラヴぃ」という楽曲名は、
RIP SLYMEのMC・RYO-Zがくるりの岸田繁に「ラブソングをやってみたい」という話をし、
岸田繁が「ラヴぃヤツね」と言ったことが由来となっている。

クリストファー・マグワイア

2002年の9月からアメリカのインディーロックバンド・THE DISMEMBERMENT PLANとアメリカ東海岸ツアーを行った際、ボストン郊外にある「ロングビュー・スタジオ」に滞在した際にくるりとクリストファー・マグワイアは出会う。
クリストファーはくるりの4thアルバム『THE WORLD IS MINE』収録の『GO BACK TO CHINA』を聴いて衝撃を受けたそう。
11thシングル『HOW TO GO』の再録にクリストファーをサポートドラマーとして迎え、その後2003年11月にくるりに正式加入。
フジ・ロック・フェスティバルやライブツアーへ参加したが、2004年10月に脱退。
※シングルバージョンのドラムは岸田繁による打ち込みで、5thアルバム『アンテナ』にはクリストファーが叩いたバージョンを収録している。

クリストファーのドラムはフィーリング・リズム感ともに抜群。
それにしても7分あたりから始まる岸田繁の踊りは謎だ・・・

ばらの花(ジンジャーエールの由来)

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ばらの花(ジンジャーエールの由来)

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『ばらの花』はくるりの7thシングルで、3rdアルバム『TEAM ROCK』に収録。
(2001年1月24日リリース)
作詞作曲はヴォーカルの岸田繁。
コーラスの女性の声はSUPERCARのフルカワミキ。
矢野顕子、奥田民生、Dew、Somaらがカバーしている。

ばらの花

ジンジャーエールの由来

『ばらの花』の歌詞に「ジンジャーエール」が登場するのには由来がある。
岸田繁は家の近くにある世田谷八幡宮という神社で『ばらの花』の歌詞を書いていた際、のどが乾いて飲み物を買おうとしてジンジャーエールが目に入り「どんな味だっけ?」と思って買って飲んだところ、「甘っ!マズっ!」と思ったそう。
その日の湿った気持ちを飛ばしてくれるビターな味を想像していたようで、思っていた味と違っていたことから、サビの「ジンジャーエール買って飲んだ こんな味だったっけな」という歌詞が生まれた。

一番のAメロの歌詞もその時の状況を描写している。
雨降りの朝で今日も会えないや 何となく でも少しほっとして飲み干したジンジャーエール 気が抜けて
その日、人と会おうと思っていたが朝に雨が降っていたため面倒になり、その時の状況をそのまま歌詞にしたそう。
「気が抜けて」の部分について岸田繁は語っていないが、ジンジャーエールが思っていたより甘かったので気が抜けるほどゆっくり飲んでいた、または「今日も会えない」ことに対して「会いたい」という気がふっと抜けてしまった、という2つの意味が込められているのかもしれない。

~2012年9月15日放送・グレーテルのかまど「くるりのジンジャーエール」より~

最後に岸田繁はこう語っている。

不安な気持ちを歌う時に 不安だ不安だと言っても より不安にさせるだけだし その不安を味わい尽くさないと 安心にはつながらない

不安を味わい尽くした後にやって来る安心、「安心な僕らは旅に出そうぜ」にはそんな意味が込められているのかもしれない。

Fuji Rock ’08

ライブアルバム『Philharmonic or die』にも『ばらの花』収録
Philharmonic or die

くるりの由来・意味

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坩堝の電圧

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『坩堝の電圧(るつぼのぼるつ)』はくるりの10枚目のアルバム(2012年9月19日リリース)。本アルバムにはくるり史上最多となる19曲が収録されている。
『my sunrise』はサントリー天然水の、『o.A.o』『taurus』はチオビタドリンクCMソングとして起用されている。
公式サイトの「Qururi on WEB」の「岸田日記」にてヴォーカルの岸田繁による全曲解説が見られる。新メンバーである吉田省念とファンファン加入後はじめてのアルバム。

坩堝の電圧(るつぼのぼるつ)(初回限定盤B:DVD付き)

『坩堝の電圧』の由来・意味

『坩堝』の由来は収録曲『taurus』の歌詞に登場する「愛情のるつぼ」。「坩堝」には2つの意味がある。ひとつは「高熱で物質を熔かすための耐熱容器」(原子炉・格納容器も想起させる)。もうひとつは「人種のるつぼ」という言葉で喩えられる「多種多様な人々がひとつの土地で暮らすことで生じる独特の文化・エネルギー」という意味。また「興奮の坩堝と化す」は耐熱容器から転じて「熱気(=エネルギー)」という意味が含まれる。
「電圧」=「volt(ボルト)、複数形:volts)」

本アルバムでは震災以降によく言われるようになった命の尊厳、人々の絆といった言葉の奥にある「地域性」がテーマに含まれている。
『glory days』では「福島の友達も」という歌詞が登場し、『soma』が福島県浜通りにある相馬市、南相馬市(福島第一原発の事故が原因で立ちいることが出来ない地域も含んでいる)を由来としていることからも、「坩堝」=「原子炉」=「原発」という意味が感じ取れる。
「そこに行かなければわからない呼び名」、つまりその地域に住んでいる人しか知らない町の名前が多く、市町村合併や震災地域性でそのことが顕著になり「地域性」をなくした場所があり人々がいるということをツアーを通してみえてきた。そういった「地域性」の損失を象徴する言葉として「坩堝」という言葉が頭に浮かんできたと岸田繁はインタビューで語っている。

今はいろんなものを坩堝に例えて話すことができる時代なんじゃないかと思うんです。地域性の話もそうだし、人間の心の中も同様に坩堝だと思う。原子炉も冷却の配管が少し壊れただけで、問題が起こってしまう。どこか一箇所から蒸気が漏れただけで、ダメになる。それは人間の身体や心と同じようなものだと思います。そういうイメージが頭の中を駆け巡っているうちに、ふと「るつぼのぼるつ」という言葉が降りてきた。

「papyrus」(2012年10月号)インタビューより

「電圧」の由来については語っていないが、登場当初は変わっていたがパワーを持つことで成功したバンド、レッド・ツェッペリン、ビートルズ、レディオヘッド、チャゲ&飛鳥を引き合いにし、自分が変わっているのは普通のことであり「パワーを持っていれば成功する」と語っている。多種多様な人々がひとつの場所に集まる場所(=「坩堝」)から「電圧」のような力強いパワー・エネルギーが発揮される、そんな意味が込められているのかもしれない。

『pluto』の意味

『pluto』は次曲の『crab, reactor, future』で使用しているいくつかのトラックを逆再生しオーバーダブとエフェクト処理を施している。「pluto」はローマ神話に登場する冥界の王の名前で・ギリシャ神話の冥王・ハーデスの別名。岸田繁は本曲を「恐怖をあからさまに表現したもの」と語っており、『pluto』というタイトルは冥王のような恐怖感を表現しているのだろう。
(手塚治虫の『鉄腕アトム』の「地上最大のロボット」を原作とした浦沢直樹のマンガ『pluto(プルートゥ)』を由来としている可能性もある)

『glory days』のエンディングには『ばらの花』『ロックンロール』『東京』の歌詞が登場する。PVは『ばらの花』と同じく福島県の薄磯海岸で撮影された。以下のYouTubeの公式PVは途中までしか見れないが、メンバーが最後に手に持っている花は「ばらの花」。

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すけべな女の子(くるり)

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『すけべな女の子』はくるりの楽曲。
初代ドラマーの森信行が在籍していたころからライブでよく演奏されていた曲だが、11thシングル『HOW TO GO』のカップリング曲として初めて音源化された。本音源でドラムを叩いているのは後任のクリストファー・マグワイアではなく、くるりのサポートドラマーを務める、あらきゆうこ。PVではクリストファー・マグワイアがドラムを叩いている。
同じく『HOW TO GO』のカップリング曲として収録されている『地下鉄』のドラマーはクリフ・アーモンド。

カップリング・ベストアルバム『僕の住んでいた街』にも収録

すけべな女の子(くるり)の由来・意味

『すけべな女の子』というタイトルは、作詞作曲をした岸田繁によると、レコーディングしてる時に行った近くのローソンの店員のお姉さんが「すけべな感じ」だったから、というのが由来で、深い意味はないとのこと。歌詞に出てくる「コンビニエンスストアの女の子」「すけべな女の子」はローソンの店員のお姉さんだったようだ。
すけべな感じのコンビニの店員さん。ぜひお会いしてみたい。

TOKYO FMのラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』にくるりが出演した際(2010年5月25日)、2代目校長のとーやま校長に『すけべな女の子』のタイトルの由来を尋ねられた岸田繁は、以下のように答えた。

岸田繁:
あーたまたまです! どやったかなー…よく覚えてないですけど、レコーディングしてる時に、近くのローソンにいたお姉さんが“すけべ”な感じだったんですよ!

引用:くるり先生来校! くるりと私

『すけべな女の子』というタイトルだが妖艶な感じではなく、疾走感がハンパない曲。テンション上がる。

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